この時期の隠れた花名所としては『坂川沿いの花桃並木』『新坂川(流鉄)沿いの桜並木』が挙げられると思っているのですが・・・・
新坂川沿いの桜並木については、このままでは今後存続が難しい模様です(-_-;)
桜の花が川にかぶさり水面に写って、非常に好きな風景なのですが・・・・ |
この問題に気づいたのは2018年3月11日放送のTBS「噂の東京マガジン 噂の現場~満開の早咲き桜に大問題が…枯れても植え替えができない!?川の両岸に咲き乱れる絶景の河津桜が大ピンチ~」というコーナーを視聴したとき。
内容はかいつまんで書けば、【有名な伊豆 河津町の河津桜並木が土手に直接植わってるため新たな植樹が出来ず、樹齢も限界が近づいてるため存続が・・・】ということだったのですが・・・
「あれ・・・似たように植えられてる桜、ウチの近所にあったな・・・新坂川沿いの桜並木やんけっ!!」ってことなんです。
現行の河川植樹ルールによると土手の法面に木を植えることはNGで、理由としては
①木の根が水を抱えることで土手の強度が弱くなるコトなどが挙げられるそうです。
②倒木した際に川に流れ込み流木になってしまうこと
③木そのものが風にゆすられ、土手の強度に影響すること
(詳しくはコチラ→国土交通省「河川区域内における樹木の伐採・植樹基準について 」)
で、改めて新坂川の桜の植え方を見てみましたら・・・
土手の法面におもいっきり植えられております。
新坂川の桜の植え方 Google Earthより |
判断が難しいのは新坂川の場合、そもそも土手というものが存在せず、ただ地面を掘り下げた掘割形状なのですが、それでも護岸の法面に桜が植わっていることは事実でして、挙げられた理由を鑑みれば「新たには植えない」という植樹ルールが適応される可能性が大なのですよね(まさか積極的に伐採することはないと思いますが・・・)。
もちろん、この桜を植えてくださった方々は、まさか将来こんなルールが出来るとは予想だにせず(むしろ、大きくなる木々を植えることは土手を強くする1つの方法と考えていた可能性が高い)、皆が楽しめるようにと植えて下さったはずなので非常に心が痛みます。
このあたりも街が出来て40年以上、ソメイヨシノの寿命は一説では50年と言われてますので、本来ならそろそろ植え替えて世代交代を図らねばいけないのですが・・・・
このようなルールが現行あるのならば、ルールに適応させながら桜並木を存続する知恵を絞らないと
川沿いに桜が咲き誇る美しい風景は見れなくなってしまうかもしれません。
流山市域の江戸川土手の菜の花といい、ちょっと治水・護岸関係はキレイな風景とうまくマッチングしませんね^^;<こんな記事も書いてます(。・_・。)>
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