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2017年4月19日水曜日

三郷にあった日本一の仕分け機能付きジェットコースター【武蔵野操車場のしくみ】

現在の武蔵野線「吉川~三郷」間に【武蔵野操車場】という日本一だった貨物列車用の施設があって、それの影響で開設当時の新三郷駅が「世界一ホームが離れた駅」としてギネス記録となったってハナシは、もう皆さんご存知のとおりなんですが^^;

wikipedia 武蔵野操車場から

改めて「東京地形図」ってGoogle Earth用のアドインで跡地を見ると
よくもまぁコレだけの土をこの場所に運んできて人工の台地と傾斜を作ったものだなと感心させられます^^;

GoogleEarth+東京地形図から武蔵野操車場跡地を見る

貨物列車の操車場というのは、要はあっちこっちから荷物を積んで集めてきた貨車を目的地別に組み直して、(長大な)貨物列車を仕立てて各地方に送り出すのが役割なんですが、平らな場所でいちいち機関車で外したりつなぎわせたりして編成を作ってると効率が悪い。

だったら、丘の上まで上げていって、後は重力の力で貨車が下ってゆく時にポイント操作でそれぞれの仕分け線に振り分けて編成を作っちゃいましょう!ってのが「武蔵野操車場」の基本的な仕組みだったらしいです(ハンプヤードとうらしいです^^;)。

雑に言えば、緩いポイント仕分け機能つきジェットコースターですな^^;

操車場にはいってきた貨車は、まず吉川側にもっていかれて、そこから三郷側の丘に押し上げられます。

んで、ジェットコースターのてっぺんが今のケーズデンキ吉川店の東側だったらしく、なるほど盛り上がっております^^;ここで必要に応じて切り離すわけです。

同上:一番高くなってる部分

そこからダラダラと下って新三郷駅手前あたりが一番低くなってるようで、ゴロゴロと下ってゆきポイント操作で仕分けられた貨車が、このあたりでガッシャンコンと繋がるわけですね^^;

同上:新三郷駅手前の低くなってる部分

んで、出来上がった編成は、三郷駅側に引っ張っていって出発を待つってのが、基本的な流れだったようでございます^^;



って、文書で書くと仕組みは簡単ですが、コレが約5kmある施設本物の貨車(15~25tある)をゴロゴロさせて1970年代にほぼ自動でやってたってこと考えるとものすごい施設です。

三郷ICとかこの操車場とか
三郷はスケールのデカイものに
縁が深いですね^^;


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