その矢切地区の農地に大型物流センターの計画が持ち上がって
一部、反対運動も起きはじめたようでございます。
新聞記事より想定される建設予定地付近(?) |
4/26付の朝日新聞Digitalによれば
●6号に近い現在農地の15ヘクタールの土地に
●総事業費500億円超をかけて
●地上2階建て(といっても倉庫だから普通より高い)の倉庫を3棟建設予定
とのコト。
昨年(2017年)11月より地元住民に説明が始まって、業者さんは来年春には「農地転用や大規模開発の許可を取得する考え」なのだそうですが、あのあたりは市街化調整区域(建物をたてたり、増築するのを抑制する区域)なので、市側も対応に困っているというお話しなんですね・・・・
「んでお前さん、なんで半月近くも前のニュースを今頃記事にしてるの?」ってお思いの方もいらっしゃるでしょうが・・・
過去記事に書いた”変なこと”や松戸市の計画で、あの広々とした矢切の農地風景、
そのうち手が加えられる予定だったんだよな・・・って事を思い出したからでして・・・
上に書いた新聞記事にだいたいの予定地がマーキングされてましたので、それをGoogleEarthの衛星写真に落とし込んで、更にワタクシが記憶してるその他の計画も落とし込むと下の写真のようになります。
矢切 開発関連施設 位置関係 |
まず「大型物流センター」が建たなくても、6号から見てその向こうに松戸市が『矢切観光(農業振興)拠点(=道の駅?)』を10ヘクタールにわたって計画してまして(薄緑色の部分)、1/5が公園(池とか駐車場も含む?)、4/5が観光農園で、今の風景は近い将来変わる予定だったのですね。
松戸市「まちづくり整備基本計画」から 矢切観光(農業振興)拠点 平面イメージ図 |
んで・・・もう1つが、
もうすでに過去のことですが【坂川親水公園】にまつわる話でして・・・
坂川親水公園、”坂川親水広場は、東京メトロ半蔵門線の延伸計画に伴い、矢切地区が将来市街化した際のシンボルになるよう、平成7年に先行整備されました”
(親子で楽しむ 坂川親水広場を創り育てる会 ニュースレターvol.1 )
”坂川親水公園は、新線開通による駅の整備に先駆けて駅前のオアシスとして整備されましたが・・・(以下略)”つまり邪推になるかもしれませんが、過去においては『もし半蔵門線が延伸されたら、ここに新駅作ってもらって市街地開発しちゃお!』って市が考えていた証拠でして、決して「矢切の美しい農地を守ろう!」とずっと取り組んできたわけではないってことなんですよねぇ^^;(もちろん、個々の農家さんの意見はそれぞれ違うかもしれませんが)
(松戸市Web建設部長のページ 坂川親水広場再整備事業の項)
あたりまえのことながら、農地は農家さんの資産なので
あの広々とした矢切の農地がこれからどうなるかは当該農家さん次第なのですが
一市民としては市に、もうすこし長期のビジョンでイロイロ考えてほしいと思うとともに、ICが出来たらこうい話が持ち上がることぐらい当然想定しなさいよって思ったりするのです^^;
PS.そういえば外環道千葉区間の供用差し止め仮処分の訴えもこのタイミングで起きたようです。
【関連記事】
【関連記事】
<こんな記事も書いてます(。・_・。)>
<スポンサーリンク>
松戸・矢切に物流拠点構想 揺れる農家、市は困惑
返信削除土地所有者の権利を守って欲しい。
新たな産業、雇用も促進されることが望ましい。
都市計画マスタープランによって用途が変更されても問題ない。
時代の変化により変わることの方が望ましい。
匿名様、コメントありがとうございます。
削除TBSの番組で取り上げられたようですね^^;
反対意見の方々のインタビューが、坂川親水公園(半蔵門線がらみでの開発)で撮られていたのがシュールでした^^;