なんとなくですけどね・・・ワタクシたち【木】というものは、ものすごい長生きだと思い込んでるフシがありまして、縄文杉 樹齢4000年とか言われると、もう神威を感じる域に達してますよね^^;
ところが・・・春の風物詩であるサクラ~ソメイヨシノ樹齢60年説ってのがあるらしいです。
樹齢60年っていったら、今の日本人の平均寿命より短くて「1950~60年代に植えられた子は、そろそろじゃないの?」と思われるかもしれませんがまさしくそうらしいのですよ。
「なんでなんで??」と思い調べてみますと、そもそもワタクシたちが桜の代表的品種としているソメイヨシノは、江戸時代終わりから明治時代はじめに染井村(今の豊島区)で園芸品種として開発され、接ぎ木などで増やされて人の手で爆発的に普及した品種。いわば皆クローンらしいのです^^;
街路樹や並木に選ばれた理由は
- 木が若いうちから、花が豪華に咲くこと
- いかにも桜らしく葉が出る前に、花だけが咲くこと
- 比較的成長が早いこと
と・・・それほど街路樹に適した木の種類じゃもともとなかったらしいのですよね。
ことわざで【桜切る馬鹿梅切らぬ馬鹿】というのがありますが、サクラというのは枝を切るとそこから菌が入って割とあっさり病気になったり、枯れたりする・・・昔の人はうまいこというものだなぁと感心してる場合じゃなくて、街路樹にとって”切っちゃダメ”ってのは無理な話で、電線の近くや人様の敷地まで枝を伸ばして侵入したりするからどうしても切らなきゃならない。
クローンでただでさえ体が弱いのに老熟(老木で病気になりやすくなる)が早く、さらに街路樹の宿命として枝を頻繁に切られることが寿命を短くする原因になっているらしいのですよね。
もちろん
60年経ったら絶対枯れるということではないので、
桜並木もいたわってあげる時代に
入ったということなんでしょうね^^;
ちなみに、これからは体の弱いソメイヨシノに変わって
平成生まれのジンダイアケボノという品種が推奨されているとのことです^^;
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