2017年7月3日月曜日

理不尽さを獅子舞に託して【戸ケ崎香取神社 三匹獅子舞】

土曜日に三郷香取神社の祭礼に行き『三匹獅子舞』を見てまいりました^^;


『三匹獅子舞』自体は、関東一円にあるようで、このエリアでも柏・松戸でも似たような獅子舞を見ることが出来るのですが、特に三郷の獅子舞を見せていただくと、水害が多かった地域であるために祈りが切実なのかなと感じたりも致します。

香取様の三匹獅子舞は9のつの演目(庭)があるそうなのですが、三郷ならではの演目といえるのが「太刀懸り」という演目。

これには三郷の人達から見れば、
極めて理不尽な治水の歴史がからんでいるのですよね(-.-;)


まず、「太刀懸り」とそれにまつわる昔話なのですが
文化四年(1807年)六月の大雨で洪水がおこり、あたり一帯が水に沈んでしまいそうになりました。 
被害を食い止めるには対岸の桜堤を壊して水を流さなければなりません。けれど、桜堤には堤を守る役人がいて、そう簡単に許可をもらえそうもありませんでした。 
このままでは三郷一帯が水に沈み、大勢の死人が出るでしょう。
そこで白石家の兄弟が交渉役として対岸へ渡ることになりました。
船にかがり火をたき、荒れ狂う大場川を無事に渡れるようにと、先頭には三つの獅子頭を乗せて対岸へとこぎ出しました。 
すると、どうでしょう。
堤を守っていた役人たちは、獅子頭を乗せた船を見て、龍がおそってきたものと思いこみ逃げてしまいました。
そのおかげで堤は壊され、三郷の被害は防ぐことができたのですが、このとき船に乗っていた兄弟は、濁流に流されて二度と帰ってきませんでした。 
地元にはもとから三頭の獅子が舞う行事がありましたが、その後この出来事を記念する舞もくわわり、現在でも七月の第一日曜日を最終日とする三日間のお祭りで奉納されています。
珍獣様の語り部屋 http://www.chinjuh.mydns.jp/ohanasi/365j/0001.htm」から引用

”あれ?「洪水」「桜堤」「堤防破壊」どっかで読んだことあるな?”とこのブログをずっと読んでくださってる方は気づかれたかもしれませんが、実はこのエピソード堤防を破壊した場所こそ違え1947年のカスリーン台風の大洪水とまったく似たパターンなのです。


治水上、三郷の悲劇性は2つありまして・・・
1つ目は、三郷市の領域全体が、本来は利根川そのものということ。

以前【江戸川奇譚】というエントリに書いたのですが、江戸幕府による利根川東遷が行われるまでは、現在の中川が利根川。三郷市の領域というのは「戸ケ崎」や「彦○(「彦」というのは出っ張ってるというコト)」という地名の地域等除けば、ほぼ一面の湿地で河が増水すれば、河そのものになっていた場所なんです(非常に雑に捉えてですが^^;)。

利根川東遷(中川&江戸川土手等整備)で三郷市域は乾いた場所になるのですが、元が河ですから、大雨があれば再び河そのものに戻ってしまう怖さを常にはらんでいたのですよね。


で・・・2つ目・・・これが三郷からみれば酷い話なのですが

そんな水害の危険性がある三郷市域のことを鑑みず
1729年に幕府は現在の葛飾区&江戸川区を水害から守り、その水源とするため桜堤&小合溜井を作ってしまうんです。

これはいわば、江戸川と中川の間に桜堤というせき止め土手を使って、小合溜井(今の水元公園と三郷公園に挟まれた池です←この記事参照)というダムを作ったようなもの。
この小合溜井&桜堤のおかげで今の葛飾区&江戸川区は洪水から守られ、干ばつ時の水源も確保された(水元の地名発祥)のですが、今のダムと違うのは放水機能がものすごく貧弱なこと。

三郷から見ると、中川&江戸川の土手に挟まれただでさえ水害になりやすいのに、下に蓋をされ大雨が来れば沈むの確実にされたようなモノ。

「せめて中川・江戸川の堤防を高くすれば??」と思われるかもしれませんが、多くの場合、三郷の水害ってはるか上流(久喜とか幸手・春日部とか)で溢れ出た水が面となって三郷にやってくるパターンが多く、中川土手&江戸川土手が逆に水を囲い込むことで水没するって状況も多かったようなのです(排水機なんてないですから、下流に流れるか染み込んで干上がるのを待つしかないのです)

きっとね・・・”桜堤さえなければ・・・”ってことが何回も何百年もあったのだと思われます。

三郷市は全域が海抜1m程度、戸ケ崎や彦○、その他盛り土された場所が3m程度です。

なんかね・・・・三郷の人達の無念さが伝わってきます(-.-;)
洪水と常に隣り合わせだったからこそ、知恵や工夫も生まれたのでしょうが・・・^^;






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2017年7月1日土曜日

きっと国道になる!全通楽しみな道(*´∀`*)【都市軸道路】

断片的すでに開通してる部分は凄い身近だし、流山・三郷・柏の皆さんにとっては”いまさらかぃ?^^;”って言われちゃうかもしれませんが、ワタクシが全通を楽しみにしてる道の1つに【都市軸道路】がございます^^;

ざっくりいえば、
つくばエクスプレス沿いに三郷~つくば間を結ぶ4~6車線の道路が都市軸道路ですな^^;
(たぶん全通すれば国道になるんじゃないかと・・・)

都市軸道路 区間想定図(三郷西IC&圏央道接続は予想)

わがエリアの都市軸道路

『あ~あのでかい道、そんな長い区間繋がる道なのか~』と思われた方もいらっしゃるのではないかと^^;

なんで楽しみにしてるかというと、江戸川&利根川の橋がない(混雑しまくってる)トコロに橋がかかるとともに、TX沿線のいろんな施設をクルマで利用しやすくなるからなんですよね^^;

TX開通からはや12年経ちますが、クルマでこのエリアを遊ぼうと思うと微妙に不都合が・・・・^^;
常磐道があるとはいえ(15kmとかだとあまり乗る気にならない)TXに沿った一般道が整備されておらず、利根川で大きく迂回させられたり江戸川(流山橋)で渋滞したりと、意外とストレス溜まるんですよね^^;

元々は、常磐道に対応する一般道は、国道6号線なんですが、少なくともこの辺から土浦あたりまでは、微妙に離れて走っていて下道(したみち)としては活用しにくいんですよね^^;

特にTX沿線は、SCやでかいホームセンターなんかも多く、クルマで行きたい時も度々なんですが、橋の迂回とか考えちゃうとちょっと億劫になっちゃうんですよね^^;

三郷区間及び2箇所の大きな橋(江戸川&利根川)は、まだ影も形もありませんが、早く全通しないかなと思う今日このごろなのです^^;

~「都市軸道路」ってのも言いにくいですから、全通が見えてきたら、愛称募集とかしそうですね~


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2017年6月28日水曜日

たった5軒だけが使える住所表示【柏市でなく松戸市高柳^^;】

5月に『たった3軒のみが使える住所表示!【三郷市鎌倉の不思議^^;】』ってエントリーを書いたのですが、灯台下暗しでございまして地元松戸にも似たような住所がございました^^;

その場所とは・・・柏市高柳!ではなく松戸市高柳!

『高柳』って地名自体は東武アーバンパークラインの駅もあるし、この辺ではポピュラーだと思うのですが、その時想起されるのは柏市の”高柳”であって、まさか松戸にも高柳があるとは思いもしなかったんですよね^^;

『どのあたりがそうなのよ?』って話ですが、このあたりでございます^^;
東葛エリア全体から見るとこのあたり(Google Mapから)
高柳駅周辺を含めるとこんな感じ(Google Mapから)

アップにすると5軒だけ建物があります!!^^;(Google Mapから)

実際には2つに分かれてまして、上の5軒の場所の他に高柳クリーンセンターの敷地の一部も「松戸市高柳」らしいのですが、クリーンセンターの住所自体が「松戸市高柳新田」ですので今回は除外^^;

となると上の5軒だけが『松戸市高柳』の住所を使えるわけなのですよね^^;(上2つの集合住宅住所は「柏市高南台」になってました)
ちなみに〒270-2202もこの5軒専用になるはずです^^;


なんでこうなってるのか、ネット上で詳細な記述を探してみましたが見つからず、わかったことは・・・
1956年沼南村(その後沼南町を経て柏市)から高柳&高柳新田の一部が編入、その後、編入エリアの一部が「六高台」となり現在に至るということらしいです。(wikipedia 松戸市の町名~市域の拡大から)

この頃って、いわゆる昭和の大合併の時期で1955年に沼南村が誕生していますし、小金町の帰属が絡んだ柏と松戸のすったもんだもこの時期ですので、大人の事情がいっぱい働いたのかもしれません^^;

ちなみに柏市高柳はこんな広大なエリアです^^;

なにはともあれ松戸にもあった「高柳」^^;
レアなまま残ってほしいなと思うわけでございます^^;




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2017年6月27日火曜日

覚えておいたほうが良い音です^^;【国民保護に係る警報のサイレン音】

内閣府が”弾道ミサイルが発射された際の避難方法を紹介するテレビCM”を流してるそうなんですが、
その中で【国民保護に係る警報のサイレン音】というのに触れてます^^;


緊急事態には、自治体等の防災無線から【国民保護に関わる警報サイレン音】というのが音声情報とともに流れるとのことなのですね^^;

んでっ!どんな音がするのか知らないと気づきようもありませんから”どんな音かいな?”と調べたら載ってたのが、コノのリンクでございます^^;
(まさか、CMで警報音鳴らすわけにもいかないだろうし^^;)

スマホ・PC等でリンクのページ(http://www.kokuminhogo.go.jp/arekore/shudan.html#siren)に飛んで下の方の【サイレン音の再生(MP3)】というのを押すと聞けます。

これ、知らないと聞こえ方によっては自治体の防災無線が壊れたかと勘違いするような音なので(ワタクシはそう感じました^^;)一度聞いて覚えておいたほうが良いです^^;

※あたりまえですが、サイレン音なので誤解を招かないヘッドホンとか一人の部屋で聞きませう/何故かサイレン音とあわせてPCのキーを叩く音が聞こえてる気がしますが・・・・^^;

不安を煽るわけではありませんが^^;放送音声は場所によっては不明瞭にしか聞こえない場合(家の中にいて締め切っていたり)もありますし、”ケータイでも来るでしょ?”って思われる方もいると思いますが、ぶっつけ本番で来ない可能性だってあります^^;(地震が来たのにアレ?設定してあったのにな?ってのもあるじゃないですか^^;)

内容がわかんなくても、サイレン音だけは遠くまで響くはずなので、この音が鳴ったら、すぐさま行動を起こす!^^;そう覚えておけば間違いありません^^;

10分程度で到達とされてますが、鳴ってからすぐさま行動が取れることがベスト^^;
一応、自宅とか職場とか学校とかよくいる場所では

「どうするか?どこへ逃げるか?」決めておいたほうが、イザというとき慌てないですむかもですよっ^^;




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電車の音表現が激変するの?^^;【TX18.2kmのロングレール】

由緒正しきガタンゴトン電車 流山線^^;


誰もが思う電車の音は・・・

『ガタンゴトン、ガタンゴトン~ガタンゴトン、ガタンゴトン』でありまして・・・

なんでこんな音表現になるか考えてみると、この音は線路の継ぎ目やポイントを通過する時に出ており、多くの電車の場合1つの台車に片側2輪(計4輪)付いてるから”ガタンゴトン”^^;すぐ、もう1つガタンゴトンが繋がるのは、次の車両の車輪の音が来るからってことになります^^;

つまり~ガタンゴトン、ガタンゴトン~・・・車両の長さの間・・・~ガタンゴトン、ガタンゴトン~って繰り返されてる訳ですね^^;


んでっ、なんでそんなどうでもいいコト書き出したかといいますと、近年鉄道の技術も進歩して延々と継ぎ目のないレール(ロングレールって呼ぶそうです)っていうのが普及してきたそうで^^;
そういや、うちの近所を通過してる常磐線もいつの間にか”ヒューウンウンウン(✕15両)”って音たてて通過するなぁと思ってたら、こういうことなんですね^^;

んで!ここいら辺で最新技術の鉄道と言えばつくばエクスプレスなんですが、
TXのロングレール最長区間は18.2Km(守谷~つくば間)だそうで!!^^;

そもそも守谷~つくば間が20.6kmしかありませんから、守谷出てしばらくしたら、その間4駅もあるのに、もうつくば手前まで10分近く『ガタンゴトン』鳴らないってことになります^^;
”ホンマかいな??”思ってGoogle MAPの航空地図なぞってみたんですが、確かに見る限り(地下部分もあるので)ポイントないんですね^^;(継ぎ目は航空写真じゃわかりませんでした^^;←暇人)

TX WEBから
TX乗ってますと、たしかに他の区間でもあまり『ガタンゴトンガタンゴトン』鳴りませんから、その他の区間でもロングレール多用されてると思われます^^;

っうことは・・・・つくばエクスプレス沿線に育った子供たちって、電車の走る音をどう表現するのだろうか??^^;




あれ?どんな音だっけ?って思われた方はコチラでもドゾ^^;

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